私共の提案を受け入れて頂いたAさんの会社に行きました。仮名:B社
奥様が経理・総務・事務をされていたので、書類を一式拝見させて頂きました。
領収書は台帳に綺麗に張られ、出入金はエクセルに入力し、
銀行の返済表も綺麗にファイル、請求書は月単位でファイルされていたので、
お願いした書類は全てすぐに見ることが出来ました。
事務所も整理整頓・綺麗に掃除をされていて気持ちの良い空間でした^^
私共も、
資産・負債・損益・資金ショートの原因はすぐに解りました。
久々に、早期に現状把握をできた会社でした^^
一言で言うと『木を見て森を見ず』の状況でした。
◆資金ショートの理由
1.儲かってない。
決算書上、売掛金で黒字になっていますが、入金が伴ってない。
(何年も未収金のお金があったり・架空?在庫等々)
2.経理に必要な個々の書類は整理されていますが、
資金繰り表を作成してないので、金繰りを把握できてない。
(悪い言い方をすると、ドンブリ勘定)
色々な会社を見させて頂いていますが、零細会社・個人商店の多くは
上記2点が原因で資金不足に陥ってます。
個々の経理は、木 資金繰り表は、森
売上・利益は、木 回収・在庫は、森 『木を見て森を見ず』
私見ですが
B社の税理士への支払いは、月5.4万 決算32.4万 年間97.2万円です。
毎月税理士さんへ提出する書類は、奥様が綺麗に整頓して提出。
決算の時、減価償却・在庫・売掛・買掛等々を整理し決算書を作成。
(たぶん税理士事務所は楽だと思います)
長年の未収の売掛金や不良在庫等を放置し、
決算書を作成する事は融資の関係上、法的・税務的には別として
しかたのない部分でも有りますが、現実を伝えないのはいかがと思います。
立場的に言えない事もわかりますが、儲かった時に訂正しましょう位の事を
言っても良い様に感じます。
提出された書類を整理し決算書にするだけなら、
税理士さんに頼まず、税務署に通い作成した方良いと感じます。私見です。
そんなこんなで、
B社の資金ショートの原因は、全体を把握してなかった事が原因でした。
一言で言うと、資金繰り表を作成していなかったからです。
それと
本業が儲かっていません。利益率が低すぎます。
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